平安時代
第6回・仏教改革の空海と最澄、勇猛な坂上田村麻呂の軌跡(800年前期)
2020年5月5日
平安時代初期は、最澄と空海による密教についての探求の時代であった。二人は延暦23年(804年)に唐に渡り密教を学び、最澄は天台宗(台密)を、空海は真言宗(東密)を開宗した。最澄は弘仁13年(822年)に没し貞観8年(86 […]
第5回・鉄壁を築いた王城鎮護の守り(794年〜)
2020年5月3日
長岡京で悪霊に悩まされた桓武天皇は、平安京遷都を行った際にあらゆる法術を使い、都を災いから守ることとした。そのため、多くの寺社が都の周辺に作られた。 都の方位を護る社 日吉大社(滋賀県大津市坂本) 表鬼門の北東にあたる比 […]
第4回・語り継がれる羅城門、空海の東寺と守敏の西寺、禁苑の神泉苑(794年〜)
2020年5月2日
平安京は中国の長安城を参考に作られ、今までの都よりも大規模に造営された。条坊制で区割りされ、十数万人の人口を抱える国際都市だった。 中国に倣った都の作り 大極殿跡(中京区聚楽廻東町) 中国の長安城と同じく左右対称に街が作 […]
第3回・平城京から長岡京、そして平安京へ(784〜794年)
2020年5月1日
延暦3年(784年)、桓武天皇は政治の刷新を狙い平城京から山背国乙訓郡に遷都への決断し、長岡京を造営した。 幻の都・長岡京の痕跡 長岡京跡(向日市・長岡京市) 京域は東西4.3km、南北5.3kmとなる、ほぼ平安京と同規 […]