平安時代
第13回・六歌仙が歌う都の風景(905年)
平安時代は和歌といった文学が生まれ、心にある「心情」をどう言葉にするかで発展した。政治でもこの分野に重きを置かれ、貴族や時の人たちの当時の様子を伺い知ることができる。 和歌を選定する 和歌所(平安宮内) 平安京の平安宮 […]
第12回・菅原道真の怨霊は天神信仰へ(903〜947年)
延喜元年(901年)太宰府に流された菅原道真は不憫な生活を強いられ都へ戻ることを渇望するが、それは叶わず2年後の延喜3年(903年)に死んでしまう。その直後から、道真追放に関わった藤原家の一族が相次いで死に、怨霊を鎮める […]
第11回・菅原道真の足跡(845〜903年)
現在でも天神信仰が厚い菅原道真は承和12年(845年)に生まれ、18歳に文章生に合格し、33歳で文章博士となった。その才覚により宇多天皇に寵愛され政治・学問に才覚を発揮し、出世して右大臣に登り詰める(昌泰2年・899年) […]
第10回・都の貴族の生き様、源氏物語の時代(およそ880年〜)
藤原家による摂関政治は 仁和4年(888年)の宇多天皇と藤原基経の諍い「阿衡の紛議」により、藤原家の権力は天皇よりも大きくなった。武士の始まりである源氏や平氏性を名乗る貴族も現れる。 源氏物語の舞台 河原院跡(下京区五条 […]
第9回・悪霊への畏怖、御霊会の始まり(850年〜)
この時代は貴族による権力闘争が頻繁となり、嵯峨天皇の信頼を受けた藤原冬嗣が太政大臣に就くと、他氏排斥が行われ応天門の変(貞観8年・866年)により伴善男が左遷された。藤原冬嗣の子、藤原良房が太政大臣・摂政に、良房の養子の […]
第8回・地獄を行き交う小野篁と死者の世界(802〜853年)
小野篁(802~853年)は伝説によると、あの世とこの世を行き来する力を持ち、昼は宮中にて夜は地獄の閻魔法王に使えて仕事をしていたと言われる。文武両道で才能に長けたが奇行が多く、そのため嵯峨上皇の怒りを買い、隠岐に流罪に […]
第7回・嵯峨天皇が愛した嵯峨野(809年〜)
桓武天皇の崩御後、平城天皇が即位するが3年後に弟の嵯峨天皇に譲位する。しかし、平城上皇は藤原仲成・藤原薬子と共に平城京への遷都を企てる薬子の変(弘仁元年・810年)が失敗し、平安京が都として継続された。 平安時代から愛さ […]