都名所図会で辿る江戸時代の京都
第17回・院政の始まりと源氏と平氏の争い(1086年〜) 

平安時代末期から天皇が住む内裏は度々焼け、天皇が代わりに貴族の家に住むことを里内裏とよんだ。しかし、内裏が再建してもそのまま天皇は貴族の家に住む事が多く、内裏の機能は低下し始めた。これに伴って天皇の地位は大きく変わってく […]

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第16回・藤原氏による貴族社会の終焉(920〜1050年あたり)

平安時代を摂関政治で支配した藤原氏は、兼家・道長・頼道の3代が頂点といえる。特に道長は我が世の春を歌い、巨大な伽藍を作るほどの権力を持った。 末法思想による街の変化 西京 10世紀になる頃から、左右対称として作られた平安 […]

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第15回・安倍晴明が居た平安時代(900〜1000年頃)

平安時代の中期は今でもなじみ深い人物や寺社の創建も多く、まとめて紹介する。 安倍晴明(921〜1005) 平安時代を代表する陰陽師。出生地にはいろいろな諸説がある。星や雲の動きで予見する天文暦学を極め、6代の天皇に仕えた […]

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第14回・空也が広げる念仏(903〜972年)

延喜3年(903年)、空也は醍醐天皇の皇子として生まれたとされ、尾張国分寺で出家し空也を名乗り諸国を遍歴した。空也は奈良時代の僧、行基が行ったような道の整備や橋の架橋、井戸堀といった社会事業は、後に寺が広く寄付を募る勧進 […]

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第13回・六歌仙が歌う都の風景(905年)

平安時代は和歌といった文学が生まれ、心にある「心情」をどう言葉にするかで発展した。政治でもこの分野に重きを置かれ、貴族や時の人たちの当時の様子を伺い知ることができる。  和歌を選定する 和歌所(平安宮内) 平安京の平安宮 […]

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第12回・菅原道真の怨霊は天神信仰へ(903〜947年)

延喜元年(901年)太宰府に流された菅原道真は不憫な生活を強いられ都へ戻ることを渇望するが、それは叶わず2年後の延喜3年(903年)に死んでしまう。その直後から、道真追放に関わった藤原家の一族が相次いで死に、怨霊を鎮める […]

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第11回・菅原道真の足跡(845〜903年)

現在でも天神信仰が厚い菅原道真は承和12年(845年)に生まれ、18歳に文章生に合格し、33歳で文章博士となった。その才覚により宇多天皇に寵愛され政治・学問に才覚を発揮し、出世して右大臣に登り詰める(昌泰2年・899年) […]

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