都名所図会で辿る江戸時代の京都
第22回・鎌倉新仏教の成り立ち(1140〜1290年頃)
鎌倉時代に現れた新仏教の臨済宗の栄西・曹洞宗の道元・日蓮宗の日蓮・時宗の一遍は、法然・親鸞の様に天台宗を修行した。それぞれのの宗祖は混沌とした時代に仏道のは何かを問いかけ、民衆への布教や正治などに関わっていく。 臨済宗 […]
第21回・法然と親鸞が唱える念仏信仰(1130〜1260年頃)
平安時代末期から鎌倉時代にかけて、源平合戦による政治の混乱、飢餓や大火といった庶民の生活の困窮もあり、末法思想も相まって国内は混沌していた。宗教による救済を考え、新しい宗派が生まれ多数生まれた。法然は浄土宗を開き「念仏を […]
第20回・混迷した時代の文学者たち(1100〜1200年頃)
平安時代末期から鎌倉時代にかけて、源平による政治の騒乱により都は混迷を極めた。平安時代末期は大火事・飢饉・末法思想により街は地獄さながらだった。社会情勢で、六道絵と呼ばれる地獄絵図が描かれた。そして源平の動乱により政治も […]
第19回・義経と平家物語の伝説(1159〜1221年)
都落ちした平家軍は京都に戻る策略を伺っていた。そこに登場したのが稀代の軍師、源義経だった。戦いは義経の活躍により戦局は源氏有利となっていく。 牛若丸の誕生 義経の幼名は牛若丸といい、源義朝と常盤御前の9男として産まれた。 […]
第18回・保元の乱で始まる武家の時代(1156〜1181年)
平家の隆盛は平清盛の才覚によるところが大きい。武家で貴族と同じように位に就き、太政大臣にまで上り詰め、一族を重要な位に就けた。太政大臣をすぐに辞任して出家、その後に福原(神戸市)で日栄貿易を行い経済を発展させた。清盛の出 […]
第17回・院政の始まりと源氏と平氏の争い(1086年〜)
平安時代末期から天皇が住む内裏は度々焼け、天皇が代わりに貴族の家に住むことを里内裏とよんだ。しかし、内裏が再建してもそのまま天皇は貴族の家に住む事が多く、内裏の機能は低下し始めた。これに伴って天皇の地位は大きく変わってく […]
第16回・藤原氏による貴族社会の終焉(920〜1050年あたり)
平安時代を摂関政治で支配した藤原氏は、兼家・道長・頼道の3代が頂点といえる。特に道長は我が世の春を歌い、巨大な伽藍を作るほどの権力を持った。 末法思想による街の変化 西京 10世紀になる頃から、左右対称として作られた平安 […]