都で読み継がれる源氏物語と紫式部の記憶「京都と源氏物語〜受け継がれし物語」
京都市歴史資料館では、平安時代から江戸時代まで源氏物語に関する資料を展示して変化を辿る「京都と源氏物語〜受け継がれし物語」展が開催されています。
平安時代に紫式部によって書かれた源氏物語は、その後の日本文学に多大な影響を与えました。それは鎌倉・室町・江戸時代と様々な解釈がなされ、文化人にとっては必読書となりました。
その反面、男女の愛憎を書いた内容であった為に紫式部の死後は、地獄で苦しんでいるという想像もされました。江戸時代には祇園祭で芸妓が仮装して行列する「ねりもの」で、源氏物語に登場する人物に扮して登場していました。
京都の街には源氏物語の登場人物に因んだ「夕顔」という地名があり、源氏物語が現実と物語と交差するように浸透しています。
源氏物語が時代を超えて読み継がれていることを体感してみてください。
京都と源氏物語~受け継がれし物語~
場 所 京都市歴史資料館
会 期 令和6年4月3日(水曜日)~令和6年6月23日(日曜日) 午前9時~午後5時
※ 月曜日、祝休日は休館いたします。
※ 会期中、一部展示替えを行います。